2018年5月21日月曜日

お詫びと教訓

師匠を初め、多くの方々へご迷惑、ご心配をお掛けいたしまして誠に申し訳なく思っております。
今回の顛末について今後の教訓のため記しておきます。

まず、最初の目的地の栃木までレンタカー移動ありきのフライトプランを選ぶ中、成田着の便が有利と直感的に思い、ちょうど大分から格安の便があり席が残り少なかったので迷わず押さえました。
そうすると成田でレンタカーを借りて栃木へ、夕方には現地到着。
次の日、午後3時頃には再び成田へ向けて走り夕方にはレンタカー返却、二日目の宿蒲田へ電車移動。三日目は次の目的地横浜へ、蒲田連泊で翌日は羽田空港から帰途に着く、という流れです。

さて、当日の朝車で早めに家を出て空港近くの海岸線に達した時、前方が白い煙りに覆われているように見えました。草でも焼いているのかと近付いてみると、海から濃い霧がどんどん流れてきています。海に目をやるとほとんど見えません。これじゃ飛ばないんじゃないのと冗談のように話ながら駐車場までやってきました。

駐車場の受け付けで、飛行機は飛んでいるのか尋ねると、朝から1機も降りていないとのこと、駐車場に停めていた人たちは急いで北九州に向かったそうです。

状況が分からないのでとりあえず空港へ行ってみました。すると台風のニュースで見るような欠航の張り紙があり、人の列でフロアはいっぱいです。自分の乗る便をみるとまだ欠航にはなっていません。係員に訊くと霧がすこしでも途切れれば降りられるかもしれない、可能性はゼロではないと。
それでチェックインを済ませ手荷物検査を通過しました。しかしどう考えてもこの霧では飛行機が降りられるような気配はありません。見えない機体のゴーアラウンドらしきジェット音だけが虚しく聞こえてきます。
それからしばらくして搭乗便の欠航が決定したとアナウンスがあり、乗客はフロアへ逆戻りして荷物を受け取りました。

さてこれからどうするか、振り替え便の表示が出されていましたが、当日のは降りられたらの場合で、現実的には翌日夕方から夜が数十席空いているのみでした。ネットで空きを探すと北九州から翌日の朝の便がいくらか空きがありました。
大分空港は電車の寄り付きがなく、北九州まで車で移動すると帰りは大分に着くので北九州まで取りに行かなくてはなりません。そんなことを考えているうちに、明日の便まで満席になってしまいました。

驚いたのはこの後幸運にも2機降りることができ、その機の客は出発できたのです。可能性がゼロではないとの判断はあながち間違いではなかったようです。
しかしこの2機以外は結局降りられず乗ることはできませんでした。

航空会社によって対応が違うのが勉強になりました。ただ選択肢の多さでは格安は話になりません。リスクを減らす為の出費は致し方ないようです。

素早い判断と行動力がこういう事態には必要ですが、生憎私は持ち合わせていないのが事態に直面して良くわかりました。

思えば過去フライフィシングフェスタで上京する予定ながら出来なかったあの3.11以来でしたが、またしても自然現象は味方してはくれませんでした。次回は世界一安全な新幹線を最初から考えに入れたいと思います。

0 件のコメント:

コメントを投稿